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日本人初心者エンジニアのためのRuby on Railsの歩き方

Ruby on Railsの最新情報は英語の情報が多いので、英語が苦でない方や、Ruby on Railsをある程度分かっている方には、英語の有料サイトを読むのをお勧めしますが、英語を読むのが負担になる方や、Ruby on Railsが本当の初心者の方には、日本語のドキュメントを読まれることをお勧めします。このページでは以下の段階に分けてお勧めの情報源をご紹介します。

それぞれの段階にあわせてご紹介しますので、これから始める方はStep1から順番に参考にされるとよいと思います。

Step1:Ruby on Railsの基礎をまず理解したい方向けの情報源(英語が苦手な方)

これから始める方は、最新の情報から始めたほうが良いと思いますので、RubyとRuby on Railsの最新情報を掲載している情報源を参考にされることをお勧めします。また、本を読むだけではなく、実機を使って学習する方法が良いと思います。PCを買いかえるタイミングの方や余裕がある方は、この機会にMacを購入され、そこで学習されるのもいかもしれません。RubyやRuby on Railsのエンジニアの方のほとんどがMacを使用されているのはMacには標準でRubyの環境が備わっているので、とても使いやすいからです。PCを買われる方でRuby on Railsを学びたい方にはMacはお勧めです。

さて、本題に入ります。最初に情報源として見ていただきたいのは、Railsガイド(日本語版)です。海外では有名な初心者向けのWeb教材を安川要平氏をはじめとする有志の方々が日本語訳しRuby on Railsガイド(日本語版)として公開しています。本ガイドはRails開発の生産性向上や、各部品がどのように連携しているかを理解するうえで役に立つため、とてもお勧めです。

Ruby on Railsガイド(日本語版)は以下にございます。
http://railsguides.jp/

Step1の最後により効果的に学習する方法を2つお伝えします。 自宅でRuby on RailsガイドとPCを使って学習し、通勤の合間に書籍でも復習をされることをお勧めします。短期間で複数の教材を使用してコーディングと知識の復習を行うことはとても効果的です。Rails4の市販教材としては以下をお勧めします。

技術評論社
「Ruby on Rails 4 アプリケーションプログラミング
山田 祥寛(著)
税込み:3,780円

この書籍は2014年11月時点で最も購入されているRails4の書籍であり、初心者からベテランの方まで幅広く評価されている名著です。最新のRuby on Rails 4を対象に、Ruby on Railsの基本から、MVCモデルに則ったWebアプリ開発、ルーティングやテストの方法のほか、クライアントサイド開発としてAsset PipelineやCoffeeScript、SCSS、Ajaxなどの最新技術も網羅しています。また、キャッシュ機能、国際化対応、Bundleによる機能拡張や、本番環境としてHerokuなどのPaaSへ導入する方法なども解説します。また、Rails4の基礎知識を問うRails4技術者認定ブロンズ試験の主教材として採用が内定しています。初心者の方がまさに今買うならこの本が一番良いと思われます。

Step2:Ruby on Railsである程度書けるようになった方向けの情報源

続いてお勧めする情報源としては、同じく安川要平氏をはじめとする有志の方が翻訳を進めているRuby on Railsチュートリアル(日本語版)です。こちらも最新のVer.4.1に対応しています。2014年11月現在でまだ翻訳中ではありますが、大筋は完了しており、公開されています。Ruby on Railsチュートリアルの良いところはRuby on Railsの基礎を抑えた後に、実践的なコーディング手法を学べるよう、実例をもとに教材がシナリオ化されているところです。内容は初心者向けではないので、目を通してみて理解に時間がかかるようでしたらStep1に戻って基礎をしっかり学習されてからStep2に進まれることをお勧めします。またRuby on Railsチュートリアル、ヒューマンリソシアの派遣登録者向けに日本語訳をされた安川要平氏解説のRuby on Railsチュートリアル(日本語版 Ver.4.0)の動画を本サイトで近日中に公開する予定でおります。またあわせて、より分かりやすく解説をするFAQコーナーも立ち上げる予定です。

動画教材を見ながら、PCで試しながら勉強を進め、不明な点はFAQで解決できる仕組みになっています。

Ruby on Railsチュートリアル日本語版については以下をご覧ください。
http://railstutorial.jp/

またこのステップでも自宅で学習するのと平行に書籍を活用して復習をされることをお勧めします。より実践的なRails4の学習に以下の書籍をお勧めします。

インプレス
「実践Ruby on Rails 4 現場のプロから学ぶ本格Webプログラミング」
黒田務氏(著)税込み3,780円

著者の黒田氏はStep1で紹介した書籍の著者である山田祥寛氏と双璧をなすRails4の執筆者として評価が高い方になります。この書籍は企業向けの顧客管理システムの開発を例にとって書かれている実践的なRails4のプログラミング学習書です。

Step3:Ruby on Rails使いとして最新情報をも含めて深めたい方向けの情報源

さて、ここまで学習方法としての情報源を書きましたが、Step3では知識やコーディング力として理解できた方向けの情報源をご紹介します。基本的には英語の情報源になりますのである程度の英語力とRuby on Railsの理解がないと厳しいと思います。

まずは何と言っても本家のブログになります。ここでは新バージョンのリリースやセキュリティ情報がここで更新されていくため、仕事でRuby on Railsを使用する人は目を通しておいていただきたいサイトになります。

本家ブログは以下をご覧ください。
http://weblog.rubyonrails.org/

このサイトを毎日チェックするのはなかなか大変ですので、公式のTwitterアカウントをフォローしチェックするのが良いと思います。

Ruby on Rails公式Twitterアカウント
https://twitter.com/rails

本家ブログで紹介された新機能や気になる点を動画で紹介しているRAILS CASTSを紹介します。Ruby on Railsの業界ではかなり有名な動画サイトです。入門的なものから最新のものまで動画で毎週提供しています。一部有料ではありますが、払う価値はあるとの評価をされている方も多いようです。ただ、全て英語ですので、ある程度Ruby on Railsを理解してからでないと厳しいかと思い、Step3で紹介しています。

RAILS CASTSについては以下をご覧ください。
http://railscasts.com/

最後にご紹介するのはRuby on Railsのバグ情報サイトです。Ruby on Railsのバグかな?と思ったらまずはここをチェックするのが良いようです。そして未踏のバグを踏んでしまった場合は、まずはここでチケットを発行するのが良いでしょう。

https://rails.lighthouseapp.com/projects/8994-ruby-on-rails/overview

Ruby on Railsは極めれば極めるほど英語の情報が必要になってきます。しかし一方で英語力が必要であると感じているエンジニアも多いはずです。もしそう感じているのでしたら、Ruby on Railsを極めるのと同時に英語力も強化されるのもよいかもしれません。

それではRuby on Railsでコーディングをお楽しみください。

執筆者:Rails技術者認定試験運営委員会 共同委員長 吉政忠志

※本ページの情報は2014年11月時点の情報です。