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PHP初心者から上級者までの豊富なお仕事動向

vol.3 ‐『WebプログラマーとしてPHPは必須、でも他言語できないと厳しくなる』

投稿日時:2015/10/01 11:10

カテゴリ: PHP初心者から上級者までの豊富なお仕事動向

 

W3Techsの2015年8月29日のデータによると、Webサーバ側プログラミング言語シェアは81.3%となり、ここ数年80%以上のシェアを持っています。米国では求人数トップ4のプログラミング言語の求人成長率がPHP以外は全てマイナスとなり、PHPが2006年1月と比較して150%増になりました。(INDEED JOBTREND2015年8月)
日本での求人数は2015年8月29日の時点でINDEED JAPANでは1万7千件以上の求人が掲載され、求人数では第2位となりました。年収700万円以上の求人の比率も9.8%となりとても高い比率になっています。

 

このように求人データや市場データから見てとても魅力的なPHPです。さすがにWebサーバ側のプログラミング言語シェアで80%以上も取ってしまうと、多少なりともPHPを知っていないと広範囲の仕事をこなしたいと思うWebプログラマーにとっては厳しいと言わざると得ないと思います。

 

どこまでPHPをやりこむかはその人の考え方や進みたい方向性に合わせて学習や経験を積んでいけばよいと思うのですが、多少なりともPHPを知っていたほうが仕事の幅は広がりそうです。

 

では、本題に入ります。
それではPHPのみやっておけば将来的にも大丈夫でしょうか?という問いに対しては、PHPの試験団体の代表理事を務める私の見解でも個人の見解でも、答えはNoです。その理由は以下の二つです。

 

  1. 複数の言語を知っておいたほうが、新しい言語を取得するときに容易になるため
  2. ある程度の規模の開発案件の求人はマルチ言語をもとめられるため

 

まず、「1」の「複数の言語を知っておいたほうが、新しい言語を取得するときに容易になるため」ですが、これは細かく説明しなくてもご理解できると思います。一つの言語しか知らないと、一つの考え方しか頭で理解できていない可能性が高いです。二つの言語をマスターしておけば、二つの言語の考え方を取得しています。三つなら三つ、四つなら四つです。人間がある物事を取得するときに自身が保有している考え方や思考回路が似ていると取得しやすいです。

つまりは開発言語の考え方が複数理解できていると、それだけ広範囲な開発言語を理解しやすいということです。PHPは今年で20周年です。おそらく今後も当面は代表的な開発言語として生き残っていくでしょう。しかしながら、もっと有力な開発言語が現れるかもしれません。その時にご自身にとって新しい開発言語を取得したほうが良い時が必ず訪れます。将来に備えて今のうちから複数の言語をマスターできるようにしておいたほうが良いと思います。

 

続いて「2」の「ある程度の規模の開発案件の求人はマルチ言語をもとめられるため」についてです。
以下にあるのは一般的な求人案件です。実は求人としてはPHP単独の求人よりも複数の技術要件を備えた求人のほうが圧倒的に多いです。実際に単一の開発言語で作られたシステムはあまり多くはありません。そう考えた場合、より仕事の幅を広げるにはPHP以外の開発言語も取得されることをお勧めします。

 

 

第3回

 

 

さて、PHPをマスターした次にマスターする言語をどうするかという話ですが、基本的には好みで選んでいただければよいと思います。ただ、より効率的にキャリアアップしたいとお考えの方には、より関連性の高い言語で今、求人で勢いが出てきているものをお勧めします。あまり例えが良くないですが、Webプログラミング言語であるPHPをマスターした方が次に業務系のプログラミング言語であるCOBOLをマスターするのは、案件的にあまり関連がないのでお勧めしません。やはり、Web系ならWeb系で掘り下げたほうが良いと考えています。PHPはサーバサイドプログラミング言語なので、そのカテゴリで掘り下げたほうが良いように個人的には思います。

 

現在主流なサーバサイドプログラミング言語は以下の通りです。

 

PHP

Perl

Ruby(Ruby on Rails)

Python

Java

ASP.NET

 

この中から、好みと学習しやすい環境を得られるかどうかで選ぶとよいと思います。ここで一つだけ注意していただきたいのがRubyです。Rubyのところに「(Ruby on Rails)」と記載しており、ここだけフレームワークの記載になっています。よくRubyは初心者向けの開発言語という書き込みをWeb上で見かけます。Ruby自体は確かに初心者向けの開発言語であると私も思います。ただ、実際の求人案件は求人要件に「Ruby」と書かれていても「Ruby」ではなく「Ruby on Rails」ということが大半です。「Ruby on Rails」は初心者向けのフレームワークではありません。「Ruby」をマスターしたからと言って、「Ruby on Rails」をマスターできるわけではありません。

「Ruby on Rails」のフレームワークとしての考え方と周辺技術をマスターして初めて「Ruby」求人をマスターできると考えたほうがよさそうです。ただ、日本はRuby発祥の国であり、日本でも米国でも「Ruby on Rails」の求人数は非常に高い成長率を記録し続けています。また、米国での「Ruby on Rails」エンジニアの平均年収が1000万円を超え、高額求人言語1位となり、日本でも年収900万円以上の求人案件が一番多い開発言語となりました。お金のことばかり話しましたが、賃金が高いということはそれだけ難易度が高い案件が多く、魅力的なものであるともいえます。

 

では、PHPをマスターした方が、Ruby on Railsをマスターするようになるにはどうすればよいかを最後にご紹介します。方法はいろいろあると思いますが、一つの方向性の例としてご参考ください。

 

  1. PHPの基本をしっかり学び、経験を積んでいく
  2. 数あるPHPフレームワークから自分の好みや案件に迫られマスターするでも良いので、使いこなせるPHPフレームワークを増やしていく
  3. CakePHPなどMVC系のフレームワークをマスターし、実案件でも対応できるようになる
  4. そのうえでRuby on Railsにチャレンジする

 

人によってさまざまな考え方があると思いますが、それほど外れていない考え方だと思います。PHPは初心者でも仕事がある言語で、上級者向けの案件も多いです。これから始める方はまずはしっかりとPHPをマスターしつつ、MVC系のPHPフレームワークをマスターして、他の言語に展開し、バイリンガルと成功してみるのはいかがでしょうか。

 

まとめ:

・求人数、求人成長率のいずれもトップクラスのPHP

・求人の多くは多言語対応

・PHP及びMVC系フレームワークをしっかりマスターして、多言語への取得を狙いましょう。

 

 

執筆者 一般社団法人PHP技術者認定機構 代表理事 吉政忠志

 

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